医師を目指す方へのメッセージ

前橋協立病院

 セミナーに参加して頂いた医学生、高校生の皆さんお疲れ様でした。
 時間は限られていましたが地域医療を担う病院を肌で感じてもらえたことと思います。
 前橋協立病院は、地域住民が設立した医療生協の病院として長い歴史を持ち、現在も3万6千人を超える組合員に支えられて日々の医療活動を行なっています。「安心・やさしさ・協同」の理念を掲げ、病気を生物学的アプローチからのみでなく、心理的、社会的側面からも捉え、その克服のために専門的パートナーとして役割を果たす事を目指しています。また急性期医療からリハビリテーション、在宅医療まで幅広く総合的に医療・福祉に取り組んでいます。とりわけ在宅医療は今後ますます需要が高まると考えられます。当院も2012年に在宅療養支援病院となり地域の患者さんからの要望に応えられるよう努力を継続しております。
 加えて協力型臨床研修病院として初期研修医の受け入れを行っております。さらに総合診療医の育成に取り組んでおり家庭医・総合医養成のための総合診療専門研修プログラムが用意されています。
 前橋協立病院に興味をもっていただけた方、家庭医・総合医や、小児医療、リハビリテーション医療、在宅医療に興味のある方は、長期休暇などを利用した病院実習での病院の雰囲気や実際の医療現場を体験してみてください。

院長: 岩森 秀樹

 当院は病院を受診された患者さんはもちろんのこと、地域に住む人々の健康を守ることを使命として医療をしています。そのためには医師一人の力では到底足りません。内科・小児科・産婦人科など各科や、看護師・薬剤師・検査技師など多職種、さらに地域の病院や診療所など網の目のような多くの連携が必要です。一度に全てを理解することは難しいですが、自分は学生時代に繰り返し病院や診療所で実習をする中で学びました。そうした学びが日々の医療で活かされていると感じています。
 いつでも学生実習を受け入れています。その際に興味・関心のあることを伝えてもらえれば、オーダーメイドの実習も可能です。皆さんも是非その目で医療の現場を見て、目指すべき医師像を構築する糧にしてください。

産婦人科副科長: 白石 知己


トップへ戻る