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其の二 群馬の臨床研修~東毛編~

日時: 令和元年6月24日(月)12:20~12:40
ゲスト: 群馬大学医学附属病院内分泌糖尿病内科 関口奨先生
参加者: 群馬大学医学部医学科生 永井さん(5)、五十嵐さん(1)、齋藤さん(1)、宮本さん(1)
*( )内は学年
群馬県地域医療支援センター専任医師 羽鳥

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センター医師

地域枠の先輩医師に群馬県の初期研修についてお話を伺います。東毛地域の研修病院で2年間の初期研修をし、現在、内科医になっている関口先生のお話です。

関口先生

僕は、学生実習やセミナーで県内の病院を一通り回りました。特に、研修病院では、自分が専門としたい診療科があるかどうかとかも見学のポイントでした。
研修先のA病院は、自由な雰囲気の病院です。脳外科以外の診療科は、ローテーションで勤務している医師ではないことも特色かもしれません。
僕は、医学生の早いうちから内分泌に興味がありました。初期研修中も、小児科をはじめ他科からも症例について相談を受けるようにしていました。診療科同士の垣根も低く、相談しやすい研修環境だったと思います。
A病院は忙しい病院というイメージがあると思いますが、長期休暇も取れました。同期の研修医が6名、2学年でも少人数なので、一体感があってよいと思います。

在校生

当直の時のバックアップ体制はどうでしたか。

関口先生

内科系、外科系以外に、多くの診療科がバックアップをしてくれます。あまり心配ないですよ。

センター医師

研修先を決定する際のポイントを教えてください。

関口先生

病院見学には、2、3回行きました。実習でもお世話になりました。実際にお世話になると、病院の雰囲気もつかめるし、是非、見学してみてください。

センター医師

現在の内科での様子を教えてください。

関口先生

市中病院では、糖尿病の患者さんが圧倒的に多数です。内分泌疾患など、負荷試験や精査が必要な疾患は、大学病院に紹介することが多かったのですが、大学病院では、糖尿病以外の疾患を数多く経験しています。


研修先の決定に正解不正解はありませんが、自分にふさわしい研修環境や雰囲気は充実した初期研修を過ごすのに大事な要素ですよね。病院実習を経験している在学生からは、研修病院選びやマッチング登録についてなど、日頃から質問したいと思っている研修の制度について、地域枠の先輩医師から生の声を聞くことができ、学生生活の励みになったようです。関口先生、ありがとうございました。

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