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医師を目指す方へのメッセージ

渋川医療センター

渋川医療センター

 渋川医療センターは、平成28年4月に国立病院機構西群馬病院と渋川市立渋川総合病院とが統合して誕生した国立病院機構の病院です。当院は、西群馬病院の持っていた地域がん診療拠点病院、地域医療支援病院、結核医療拠点病院、重症心身障害児(者)医療、エイズ治療拠点病院、肝疾患専門医療機関としての機能と、渋川総合病院の持っていた救急告示病院、災害拠点病院、DMAT指定医療機関、第二種感染症指定医療機関の機能を統合し、発展させて渋川地区及び北毛地域(吾妻、利根・沼田)の地域医療の一層の充実を図るための新たな基幹病院として整備されました。開院から1年以上が経ち順調なすべり出しで地域医療へ貢献すべく実績を重ねているところです。
 平成29年度からは基幹型臨床研修指定病院として初期臨床研修医を迎えて、比較的自由度の高い初期臨床研修プログラムを組んで良医の育成に力を注いでいます。また、群馬大学医学部生の学外実習も引き受けております。
 そして今年度から群馬県地域医療支援センターの活動に参加させていただくことになり、今回「数日型地域医療体験セミナーin群馬」の「渋川医療センター・選べる診療科体験コース」を企画させてもらいました。2日間にわたる体験コースに、群大一年生のA君が応募してくれました。診療科が選べるということで、8つの内科系診療科と同じく8つの外科系診療科から2日間で5つ選択できるようにしたところ、A君は、消化器外科、放射線治療科、総合診療科、麻酔科、脳神経外科を選択。1日目は腹腔鏡下大腸癌手術に術衣に着替えて実際の手術体験をしてもらいました。研修センター幹部と談笑しながら昼食を取った後は、当院の誇る高精度放射線治療機器(本邦2台目)を有する放射線治療科とプライマリ・ケアの総合診療科を体験してもらいました。シャワー付き個室当直室での当直体験もしてもらい、病院食も賞味してもらっています。2日目は麻酔科で術中管理をその後、研修医との懇談、病院長と研修医と一緒に昼食を取り、午後は脳神経外科の診療体験をして、最後に修了証を院長から授与され、記念写真を行って無事時間通りに終了しました。A君にとっても我々にとっても初めてで貴重な体験をすることができたと思います。
 今後もさらにレベルアップした企画を練り、医学生の皆さんが将来の進路選択の参考になるような体験セミナーにしていきたいと思いますので、皆さんの参加をお待ちしています。

副院長: 蒔田 富士雄

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