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医学生へのメッセージ

富士重工業健康保険組合 太田記念病院

富士重工業健康保険組合 太田記念病院医学生のための地域医療体験セミナー in 太田
 富士重工業健康保険組合太田記念病院病院長の佐藤吉壮(さとう よしたけ)でございます。
 当院は、2012年6月1日に新築移転し、名称を富士重工業健康保険組合「総合太田病院」から「太田記念病院」と変更いたしました。 太田記念病院は「患者様・職員にやさしい医療環境と機能を集約したホスピタルスクエア」です。 医療環境は、屋上庭園をはじめ、建物内外が森の中にいるような雰囲気で、くつろぎと癒しの環境となるようデザインしています。
 当院の特徴的な機能としては、群馬県東毛地区の第三次救急病院として、「地域救命救急センター」を設置しています。 救急車は、2012年度は5811台と県内1位の受け入れ数となりました。 又、付随するICU/CCU、HCUを整備して重症疾患に備えております。 循環器疾患は心臓血管センターで循環器内科、心臓血管外科、血管外科がチームで対応し、手術には、県内初となりますハイブリット手術室を用意して重症疾患の集中的治療および管理を可能といたしました。 脳卒中などの脳神経疾患に対しては、脳神経外科と神経内科がタイアップして対応していますし、血液浄化センターでは人工透析に対応しています。 周産期センターでは、産婦人科・小児科・小児外科がチームで対応しており、周産期センター中央部に分娩室、NICUを配置しています。また、新生児外科も小児外科が対応しております。
 各病棟では、スタッフステーションに隣接した観察しやすい病室を設け、より「安全で安心」な看護が出来るようにしました。
更には、入退院センターを新設し、患者様の導線がスムーズになるように努力しております。
 当院は「思いやりの心で行う医療」を理念とし、4項目の基本方針を成し遂げ安全で安心な医療の提供に努めてまいります。
 また、医療連携センターを設置することにより他の医療施設とも密接な関係を保ち、地域医療に貢献して行きたいと思っており、医療界の流れに逆らうことなくその先端を担う努力をしていきたいと考えております。
 太田・館林保健医療圏は、県内全10圏域の中で人口10万人あたりの医師数が最も少なく、2010年12月時点の厚労省調査では、全国平均230.4人に対し、太田・館林は137.0人であり、かなりの医師不足であります。 また、二次医療圏だけでなく県外からの需要に対応することもしばしばとなっております。 
 次世代を担う若手医師が臨床経験を積むことは医師としての経歴において不可欠であり、基礎系の医師を除けば臨床から全く離れた経歴を進む医師はかなり少ないはずです。 当院ではカバーする医療圏は広いため経験出来る症例数は多く、1次から3次までの重症度の疾患に対応する必要があり、「臨床経験を積む」という意味合いでは十分にアピールすることができる地域です。
 地域医療体験セミナー in 太田を通じて、当院の見学をしていただきました。 当院が行い提供している医療につきまして少しでも理解していただければ嬉しく思います。

病院長: 佐藤吉壮

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