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医師を目指す方へのメッセージ

桐生厚生総合病院

桐生厚生総合病院高校生のための医師職場体験セミナー
 桐生厚生総合病院へ興味をお持ちの高校生の皆さん、こんにちは。ここでは、当院の医療についてご紹介させていただきます。
 桐生厚生総合病院は、以後厚生病院と言わせていただきますが、群馬県の東に位置し、県都前橋市から車でほぼ一時間の所に位置する人口12万の桐生市と5万のみどり市からの強い支援を受けて運営されている公的自治体病院です。特徴は良く言われるところの“ゆりかごから墓場まで”の社会医療福祉領域で、その中核をなす医療部門を担う社会共通資本です。言い換えると、厚生病院の診療内容は16の外来とその入院診療で構成されていて、実態はその診療を支える様々な医療技術部門が協力して医療サービスを提供する総合的な医療であり、主に両市民の皆さん方を医療で支えることを使命としています。もちろん両市民の方々の命を大切に守るために、24時間、365日開かれた救急医療も可能な限り担当しています。
 現代の医療は、既に述べたように、様々な医療技術集団からの協力で成り立つチーム医療となっています。具体的には、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、医療・病院事務など、その他にも大勢の方々が働いています。こうした構成員の専門能力を総合してはじめて現代の複雑で多様性のある高度医療が安全に提供されます。一人の医師だけでなされる病院医療はありえません。地域医療を支え、地域の方々の要望に応えるためにも、こうした専門職で構成される厚生病院の診療は、常に医療サービスの向上を図る必要があり、様々な医療分野で加速的に進歩している知識・技術・医療機器などを積極的に取り入れて、そしてそのためにも病院職員誰もが、一人一人が常に新しいこと挑戦しています。
しかし、厚生病院での診療が必要な患者さんの中には、様々な治療も効果なく、残念にも病気に負けてしまう方もいらっしゃいます。そのため、患者さんが可能な限り心の休まる環境で治療に専念できるよう配慮した笑顔と思い遣り思いやりで対応することにも取り組んでいます。
 日々厚生病院で行われている医療は、多くの職員の人たちの努力と協力が生み出しています。こうした総合病院の医療に興味を抱く皆さん方には是非この機会に当院に来て、最近TVなどで良く観る「神の手」なる医師ばかりでなく、実際に行われている病院医療の現場を体験し、見て感じて、そして本当の病院医療の姿を理解し、将来医療で働く夢を膨らましていただきたいと思います。明日の医療を切り開く可能性を秘めた若い皆さん方のお越しを、心よりお待ちしています。
 厚生病院でお会いできることを期待しています。

病院長: 丸田栄

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