桐生厚生総合病院
高校生の皆さん、はじめまして!桐生厚生総合病院の丸田です。よろしくお願いいたします。これから「高校生のための医師職場体験セミナー」への参加やその受け入れ病院の桐生厚生総合病院(以下厚生病院)について、ご紹介とご報告をさせていただきます。
最初は皆さんの立場になった仮想質問形式で始めます。では開始します!どこの医療圏にありますか?どれほどの規模の人口で、ベッド数は幾つで、診療科は?医師数は、看護師さんは?そもそもどれほどの患者さんを診ていて、医療施設はどうなっていますか?流行りの救急医療は?このように医療に関わる情報は多様で、そうした知識も現実の医療や病院の実態を理解するには大変重要な項目だろうと思い、お答えします。
厚生病院は、群馬県東部に位置する桐生・みどり両市合わせ約17万人の医療圏で、両市が設立母体の自治体立病院です。ベット数は公称506床、19診療科で医師数は70名弱、看護師さんは370名ほどで、看護体制は7:1。一日当りの外来患者さんは約750人、入院患者さんは約350人。CT、MRIを二台づつ所有し、放射線部も検査部も、薬剤部と同様に当直制で、救急車搬送は年3,500台余り。24時間切れ目ない診療を目指した地域基幹病院として、地域医療の活性化に日々努力を重ねています。
病院の方針は、主に桐生・みどり両市民の方々の健康回復とその増進を図り、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」の医療・福祉行政を下支えする信頼の総合病院であることです。病院には、医師・看護師・事務員をはじめ、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、放射線技師、臨床工学技士など多くの医療職の方がいます。そして地域医療の主役である開業の先生方と密に連絡し合い、必要とされる最新の医療を提供するため、患者さんご自身を中心に様々な医療職の協力でチーム医療を展開します。それは多様な病気に対応して、今ある医療技術を結集した総合的であると同時に、患者さん一人ひとりの病状に合わせた個別的でもある最良の医療を実現するためです。
桐生厚生総合病院の状況を説明しましたが、当院セミナーへ参加したら、病院で行われている診療をご自分の目で確認し、臨床検査などの体験を通じて、現代医療の内容を理解し、興味を持っていただきたい。群馬県の明日の医療を担う医療人になろうと一人でも多くの方に考えていただきたい。それは医療人に許された“病人を助ける”という将来像を描くことです。医療人は、誰からも尊敬されて来たとても崇高な職業であり、自ら望み努力すればなれるのです。そんな自分の可能性に胸が高なり、すばらしい夢を語る高揚感に興奮してみたいと思いませんか?先進医療の提供は一人ではなかなか困難ですが、患者さんや多くの職種の方々との協力があれば、話題にもなる画期的な医療も自分の努力で可能となります。繰り返しますが、いつか私達と一緒になって、人を助けるという夢を現実にしてみませんか?その入口となり得る当セミナーに参加してはいかがですか?今までとは違う、これからの新しい自分の将来像を探せるかもしれません。
迷っていても結構!興味があればどなたでも歓迎します。ぜひ来院をお考えください。