14-1 脳卒中外科キャリアパス群馬大学医学部附属病院:Director; 好本 裕平
キャリアパス概要
本キャリアパスでは、日本脳神経外科学会が定めた研修プログラムで所定の訓練を受け、日本脳神経外科学会専門医認定後に、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医の取得を目指します。脳卒中外科領域の専門診療において国内外に通用する標準的な医療を提供し、地域に貢献することができる医師の養成を目指します。
キャリアパス到達目標
・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill
/Clinical Research Mind
/Character 



●一般脳卒中治療の標準的な診療能力を身につけ、脳卒中診療における地域の中心となり活躍する。
●新しい知見、技術を積極的に吸収し、質の高い医療を提供できる。

●日常診療を科学的・客観的に評価し、診療の質の向上に取り組み、新たな問題にも適切に解決できる能力を身につける。

●脳神経外科医として、また脳卒中外科医として、患者中心の医療を多職種と良好な連携により構築し、求められる医療を提供する。

●新しい知見、技術を積極的に吸収し、質の高い医療を提供できる。


●日常診療を科学的・客観的に評価し、診療の質の向上に取り組み、新たな問題にも適切に解決できる能力を身につける。


●脳神経外科医として、また脳卒中外科医として、患者中心の医療を多職種と良好な連携により構築し、求められる医療を提供する。

取得を目指す資格の詳細
●日本脳神経外科学会専門医認定制度
平成23年から卒後3年目研修を開始する医師については「研修プログラム(病院群)」で所定の訓練を受けて受験資格を満たすことが求められ、その後筆記試験と口頭試問に合格する必要があります。「日本脳神経外科学会専門医生涯教育制度」
専門医資格を維持するためには、生涯学習を続ける必要があります。
これらの制度を維持するために「日本脳神経外科学会専門医認定委員会」と傘下の「卒後・カリキュラム委員会」「生涯教育委員会」が設置されています。
●日本脳神経血管内治療学会専門医制度
日本脳神経血管内治療学会は、脳神経血管内治療を専攻する優れた医師を養成し、脳神経血管内治療の進歩発展とその診療水準の向上をはかり、国民の福祉に貢献することを目的とし、日本脳神経血管内治療学会認定医制度を実施する。専門医を申請するものは、次の資格を満たしていなければならない。
1. 申請時に5年以上の基礎訓練を受け、以下の資格を取得している者。a) 日本脳神経外科学会・脳神経外科専門医 b) 日本医学放射線学会・放射線科専門医 c) 日本救急医学会・救急科専門医 d)日本内科学会・認定内科医
2. 附則に定める脳神経血管内治療の専門訓練を1年以上受けた者
3. 脳脊髄血管撮影の経験;申請までに少なくとも300症例以上の診断血管撮影を術者として担当していること。 経験場所、当該施設長の証明を要する。
4. 脳神経血管内治療の経験;脳神経血管内治療専門医または指導医の指導のもとに、申請までに、以下を経験していること。
a)100例以上を経験していること。 b)このうち、20例は脳動脈瘤、5例は脳・脊髄動静脈奇形または各種動静脈瘻、15例は血行再建術(局所線溶療法を含む)であること。 c)このうち20例以上は術者として経験していること。
5. 少なくとも4年以上日本脳神経血管内治療学会の正会員であることなどが求められており、筆記試験、実地試験に合格する必要がある。
●日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
受験資格として、日本内科学会 認定内科医、日本小児科学会 小児科専門医、日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医、日本医学放射線学会 放射線科専門医、日本救急医学会 救急科専門医、日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医のいずれかを有していること。日本脳卒中学会に在籍3年度以上(2013年1月末日までに入会された方)で会費を完納していること、日本脳卒中学会認定研修教育病院で、通算3年以上の研修歴があり、脳卒中診療に従事していること、等が求められ、筆記試験に合格する必要がある。病院・施設一覧(順不同)

キャリアパス・コース

先輩の声
飯島 圭哉‖平成21年卒業
