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医師を目指す方へのメッセージ

前橋赤十字病院

前橋赤十字病院

 前橋赤十字病院は前橋市にある病床数592床の急性期病院です。当院の理念である「私たちは人道・博愛の赤十字精神にのっとり、人間の尊厳を重んじ、生命と健康を守ります」の下、災害医療、救急医療、急性期医療を担うことによって地域医療に貢献し、安全で高度な医療を提供することを基本方針としています。また高度救命救急センターを併設し、ドクターヘリの運航も行っていますが、老朽化、狭隘化のため求められる医療の提供が困難となってきたため、平成30年6月1日より新築移転した新病院で、群馬県はもちろんのこと北関東あるいは日本の医療の一翼を担う覚悟を持って、診療を行う予定です。日本は今後少子高齢化社会を迎え、人口は減少するといわれています。群馬県も例外ではないでしょう。
 しかし医療に対する需要は今後もますます増加することが予想され、医師の増加を含めた医療体制の充実が望まれます。若くて、意欲のある優秀な医師が必要です。医師を目指す高校生、医学生の皆さん、「医師になる」という夢であり、目標を是非達成してください。当院も微力ながらお手伝いができればと考えています。
 当院の特徴は31と多くの診療科があり、前橋市内ばかりでなく、近隣からも多くの患者さんが受診するため、多種多様な症例が経験できることと、高度救命救急センターを併設した急性期病院ですので、多くの救急患者、重症患者を診ることができます。また地域がん診療連携拠点病院でもありますので、がん診療にも大変力を入れています。医師を目指す高校生、医学生の皆さん、是非当院に見学、実習にきて、医師を目指す意欲や動機を高めてほしいと思います。当院はこれまでも若い医師養成の取り組みに積極的に参加してきましたが、今年度初めて「医学部医学科をめざす高校生の職場体験セミナー」に参加させていただきました。初めて参加するにあたり、どのような内容にするか、関係者と協議した結果、当院の特徴を盛り込み、当院の研修医の先生とも多く関わりをもてるような内容としました。概ね好評であったと思います。
 最後に医師はまず体力が必要です。そして豊富な知識、豊かな人間性が求められます。場合によっては生死に関わる究極の人間関係に関与しますので、その責任は重大ですが、大変やりがいがあり、喜びを感じることができる職業です。頑張って夢を達成してください。当院で皆さんと再会できることを楽しみにしています。

副院長兼教育研修センター長: 阿部 毅彦

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