公立藤岡総合病院
地域医療とは生活圏の中で地域住民に提供する医療であり、広く住民の健康を守り、生命を守り、住民が病気になっても安心して暮らせる社会を整備することに、医療面から貢献することです。
当院は藤岡医療圏はじめ埼玉県北部を含めた生活圏の地域中核病院として、地域医療を担う役割を果たしています。今後少子高齢社会を迎え、人口減少や医療費の高騰などきわめて厳しい環境の中で、医師はじめ医療職の人材確保や最新医療機器の導入など医療提供体制を整備し、日々地域から求められる医療を提供できるように努めております。
当院は平成29年11月1日に入院棟と附属外来センターを統合し、新病院としてオープンします。新病院では、医療機能の強化と最高品質の医療サービスを提供することを目標とし取り組んでおります。医療機能強化として、災害時にも診療が継続できるように免震構造を取り入れ、新興感染症発生時にも対応できるように隔離可能な感染症病棟を配置しました。また、救急やがん医療など高度専門医療を充実するために、MRIやPET-CTなど新たに最新医療機器も導入いたしました。医療サービスにおいては、プライバシーに配慮した患者さんに優しい療養環境の整備や行き届いた支援サービスなど、最高品質のサービスを実施できるように整備しております。もちろん職員にとっても機能性、安全性を考慮し、自信と誇りを持って働ける環境といたしました。
今年度も多数の医師を目指す高校生の皆さんに見学に来ていただきました。病院概要の説明を聞いていただき、院内視察や実技研修などを体験していただきました。また、実際医師になってどのように感じているか、先輩の生の声も聴いていただきました。見学や懇談を通して、医師について理解を深めていただけたと思います。そして、医療現場を体験して、どのような医師になりたいか、どのように地域医療に貢献していくかを考え、皆さんの夢は大きく膨らんでいることと思います。当院は皆さんの夢を実現できる病院にしていきたいと思います。
医師を目指す高校生の皆さんは、志を貫き、未来に向かって力強く進んでいくことを期待します。
